猫の事務所・第7巻 7 / 8
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猫の事務所

猫の事務所・第7巻

モンド これは訳文です。語義はゲーム内テキストを優先してください

走れ!ペロー、走れ!」猫耳が生えたペローの頭に残ったのは、この言葉だけ…

「逃げろ、逃げろ。」

ペローは黒いマントをまとった風のようでした。

「逃げろ、逃げろ。」

螺旋階段を、ペローはニャンコ事務所の出口へ駆け上がりました。

猫の魔法ブーツはどこへ?ペローには分かりません。分かるのは、走るのが猫のように敏捷で、視点も猫のように低くなったことだけです。

猫の不思議な仮面はどこへ?ペローの心に、だんだん答えが浮かびました。

ブーツと仮面はペローの一部になり、あるいは、ペローが猫になったのです!御者用の白い手袋をつけていたので、今のペローは白黒猫!

「逃げろ、逃げろ…」

誰が話しているのでしょう?

ペローが顔を向けると、蝶ネクタイのトラ猫と白い絹を引く長毛猫もそばで、前後に走っていました。

「逃げろ、逃げろ…ペロー様、どうかあの馬車に乗って、わたしたちを港まで送ってください!」

後ろでは猫たちが飛び跳ね、飾りリボンを引きちぎり、宴席のサラダと葡萄酒をひっくり返し、混乱でご主人様の足をしっかり止めました。

「長毛猫、戻ってこい——」

ご主人様の叫びなど、誰も構いません。

こうなっては、トラ猫と長毛猫を無事に港へ送るしかなく、それ以外をペローは考えられません。しかも猫の頭はもともと小さく、一事しか入りません。

「ぱち——びり——」外は雨と稲妻。

真っ暗で、雷鳴の前に一瞬だけ白い光がある夜。小さな門だけが開いていて、見張りはいません。

みな雨宿りなのでしょう。

渦巻く湖面に船が停泊し、よく見なければ橋の影に見えます。でも猫になったペローの視力は抜群で、すぐに分かりました。

花柄猫から貰った新婚の贈り物を持ち、トラ猫は長毛猫の手を取り、馬車から飛び降り、「さっと」船に潜り込みました。

「おかげですよ!ペロー様…」トラ猫はめずらしく恭しく、本当にお辞儀をしました。

「ご主人様が追いつく前に、はやく!」

行って、行って、あの猫の神社へ。

行って、行って、幸せな生活を。

大きなことをこっそり成し遂げた興奮で、ペローの目にだんだん涙が。

でもペローはまだ、猫になった自分がどう生きるか分からないのでした。

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