白き姫と六人の小人
白き姫と六人の小人・第2巻
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テイワット大陸各地に長く伝わる童話です。本冊は白き姫と光の王子の出会いを語ります。
この国を治めるのは、雪のように瑕のない美しい王女です。月のように、森の中で最も白い肌、最も清らかな瞳、最も澄んだ心を持ち、それゆえ臣民は心から服し、彼女を「白き姫」と呼びます。
白き姫は優しい手で臣民を治め、臣民にとって最善のことが何かを常にわきまえています。月光の森の民は彼女の庇護の下、夜母の無情な懲罰を受けることも、夜の帳の中の毒物に侵されることも、決してありません。
しかし白き姫にも憂いがあります。漆黒の夜空に永遠の月は透光の小孔のようで、その光の中に他の世の幻景が見えるかのようです。すべての人と同じく、王女もよく宮殿前の古い石板に座り、蛍光の苔を撫でながら、月光の先にはいかなる世界があるのかを想像します。
「いつか、私も国民を連れて、あそこへ行けるのでしょうか?」王女はこう独り言ちます。
「行けますよ。」
唐突に、問いに答えが返ってきます。
王女が振り返ると、若い王子がそこにいます。
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