沈秋拾剣録
沈秋拾剣録・二
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逆転した星海の中央、神話のような大戦も、「岸」にいる人間にとっては静寂の中のさざ波に過ぎません…だが、戦場に突入した戦士にとって、これは人生の全てなのです。
このような綿密な防御では、ヤズタ級戦艦からなる大艦隊を持ってしても、有効打を与えられまい。
帝国の技術に慢心するゴルダファリード大将は、反乱軍がすぐ目の前に近づいてきていることに気づきませんでした。ゴパータ親王自ら設計し、シェール陛下から「アーヌシャルマン」と名付けられたこの強大な星海要塞も、反乱軍の前では今や、脆弱な卵であったのです。
高速艇ラハーシャを駆って、ペシータヌは入り組んだ排熱ダクトをすり抜けていきます。噴出される有毒ガスや元素の雲を避けながら、自動追尾で迎撃してくる機械たちを振り切ると、高速艇のあまりの速さに彼の目と耳は充血し、眩暈がしました。
「時が来た。」
ペシータヌは動力システムのエネルギー核が少しずつその姿を露わにするのを見ながら、こう思いました。
「時間だ。」
ゴルダファリード大将は、星の軌道上にきらめく光の塊を眺めながら、こう思いました。
そして、彼女は惑星への無差別攻撃命令を下しました。
時を同じくして、ペシータヌも要塞の核に致命的な攻撃を仕掛け——
「地団駄を踏むゴパータ親王/親王殿下を見てみたいものだ……」
その瞬間、奇しくも二人の考えは同じでした。
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