小魔女と消えない火
小魔女と消えない火・第1巻
装幀は精美ですが、本文はすべて手書きです。筆跡から見て著者は一人ではありません。「何を書くかより先に、表紙をきれいにしましょう。そうしてこそ大作を書く気分になれるのです。」
これは、小魔女が「消えない炎」を求めて旅する物語です。
物語の始まりはこうです。魔法大陸の最西端で、ある小魔女が「魔女資格試験の最終試練」を迎えました。慣例どおり、この試練を通れば、名実ともに大魔女になれます。
試練の題はくじ引きで、結果は完全にランダム。この設計はしばしば事故を招きます。それでも魔法大陸の因習守旧のため、くじ試験の掟は最古の時代から今まで続いてきたのです!
外の世界には「マーフィーの法則」という理論があります。こう書くのでしたっけ…心配している悪いことが高い確率で起きる、という意味です。意外は、まったく意外なく小魔女に降りました!
ある小魔女たちが引いた題は簡単でした。たとえば物質宇宙の究極の解「賢者の石」を錬成する、強大な宇宙遊鯨のひげを持ち帰る、太古の魔法大戦で絶版になった魔導書を時間や並行宇宙へ行って探す、などなど。
物語の主人公の小魔女は、地獄級の難易度——「消えない炎」を見つけて持ち帰る——を引きました。尊敬する魔女の先生はこの題に、どんなお考えでしょう?
魔女の先生は友人と甘いアフタヌーンティーを楽しんでいるところで、小魔女を慰めました。「あなたはもっとすごい魔女になる運命だから、題もほかより少し難しいのですよ。未解の謎を解くことこそいちばん面白いのです!」
「本当ですか?」
「ええ。帰ってきたら、この茶会より精美な茶会でお迎えしますね!」
魔女の先生の友人が先生にささやきました。「おい、ひどすぎるだろう?試験問題をちゃんと出すのが面倒で適当に作っただけだろ。そんなものがあるなら永久機関も発明できている。電弱統一理論の上で大統一理論を証明させろよ?」
「かまわないわ、人生には嘘がたくさんあるもの。」魔女の先生は厚かましく言いました。「それに、これも嘘とは言えないわ!『消えない炎』は確かに存在する。あの燃えている星…あれ?いつ見たんだっけ…忘れたみたい。」
魔女の先生は振り返りました。「こほん!試練が難しいことを考え、ほかの小魔女の三倍の時間をあげましょう!ふふ、がんばってね!」
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