天衡絶倒集
天衡絶倒集
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古代方士・平山居人が作った閑逸な打油詩集で、作品の質はまちまちです。しかし璃月の若い詩人や、自らを詩人だと思っている若い詩歌愛好者のあいだでしばしば回覧・参考にされています。
其一
閑に郷人の臭い碁を見て、衝なく謀なく当たる力なし。
黒白胡乱に尽手に随い、我はただ痴を装いて総て慮なし。
其二
万種の奇石に異草が生え、天然の盆景は栽えるを要せず。
石珀美玉霓裳の樹、港城の老愚翁を迷殺しめます。
其三
絶雲の間の内にまた天あり、もとより俗人に伝えず。
風景万千の奇消息、もとは鳥獣もまた仙です。
其四
白は織錦のごとく細は塩のごとく、絶妙の骨董は白沙。
富貴の庁堂はみな掃き浄め、我家は遍地にして自誇します。
其五
河音は耳を震わせ松声は乱れ、崖下で釣り崖上で眠ります。
隣国の風神に礼数なく、紅葉乱飛して安閑を扰します。
其六
軽策の春花に爹娘なく、左も香し右も香し。
荻草秋来て羽瑟瑟、収めて編織し衣裳となします。
其七
岩王当年この山を造り、また一大湾を開くを虧きませんでした。
巨崖岩橋層々妙、此中の市井を細かに玩べます。
其八
林間夏日に涼を任じ、風を鋪蓋とし葉を床とします。
哀れ蚊虫は我を饒さず、狼狽して帰り逃荒のようです。
其九
傍晩飽飯して灘辺に駐まり、順順に鬚を撫で天を望みます。
海上の星漢は大帳のよう、明月を里辺に許しません。
其十
夜泊の名石次第に並び、緋雲坡上で価を高抬します。
青石一簍何が貴い? 坐して玉京台で飲むに如かず。
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