終北祷歌集・上 1 / 3
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終北祷歌集

終北祷歌集・上

フォンテーヌ これは訳文です。語義はゲーム内テキストを優先してください

月の子らに代々伝わる祷歌集。執祭エールンロースによって編纂され、その内容と祭礼の大半は、今ではすでに廃されている。

唇よ、私のために歌と吟を紡げ、終北の戒めと語りを紡げ。

私はすでに故土を遠く離れ、故郷を遠く離れ、

誰も知らぬ国を漂泊し、貧しく見知らぬ辺境を流浪する。

苔原の荒涼を抱くは深水のみ、千湖のほとりに舞うは雪浪のみ、

幸いに月光はなお私を照らし、風はなお私の頬を撫でる。

私は月下塵寰の始源を吟じ、邪祟を祓う詩篇を誦し、

奔騰して止まぬ江河を詠み、連綿として絶えることなき群山を歌う。

私はセウテルヴォイネンの銅船を頌揚し、ヤニクイネンの金矢を称え、

パッカイスッコの毒計を詈り、ポフヨラの厄難を叱る。

私の祷歌は高天の聖言、神使がかつて祖先に歌ってくれたもの、

ただ運命は結局は俄かの虚夢のごとく、死陰は清き水のごとく両眼を覆う。

空月が高天に囚われ続ける限り、私は愛しき家园へ帰れない、

黄金の柔光が松の頂を照らし、蒼銀の晨星が枝間に輝くその地へ。

ハイパーボレア若き後裔よ、私の祷歌を心に刻め、

狡狐の狭き小径を貪るな、巨熊の驕り高き権威を慕うな。

祷歌とルノがなお響く限り、終北の国は永世に承伝される。

【祷歌其一:七重の災厄の主・ピトカモーネン】

(夏至。収穫の第一束の麦を燃やし、牝鶏一羽、牡牛一頭、麦と等量の蛇胆、および純銀の器に盛った七杯の████の██の血を捧げる。主祭はルノを七度誦唱し、腸卜を行い、神を慰撫する。)

至上の高天の主よ、無情にして征服しがたき万物の父と諸神の母よ、

我らは捧げ物を献じ、あなたの嫉妬を和らげ、大地に烈怒を発せぬよう請う。

喜怒定まらぬ有翼者よ、地上万国を摧滅する凶王、心は堅石のごとくの神よ、

性別を判じがたい神よ、凡人の土地から遠ざかり、終北の子らから遠ざかれ。

あなたは旧き法則の秩序を壊し、凡人に蔭を与え、しかも彼らを██し、

永生者の古き居所を揺るがし、彼らの翼を██し、彼らの██を尽くす。

あなたは報いの神、仇を記す神、月下においてその意は逆らわれ得ず、

あなたの刃は天上と地上で██を行い、悪人のと無辜者の██を飲み尽くす。

██にして██の王よ、あなたの前では諸神も凡人のごとく、凡人は虫蟻のごとく、

あえてその名を僭越に口にする者はなく、知る者をすべて██するゆえ。

されど清く怒りやすき神よ、我らが捧げし祭祀を慈しみて受け給え、

霜月の光があなたが降す災厄を阻み、永遠の苦痛の終局から我らを守れ。

(執祭エールンロースの注:最初の詠月使アイラの勅令により、この祭礼は五百年前に廃された。注目すべきは、本祷歌中の読めぬ箇所は故意に消されたものではないらしいこと——関連の記録が正しければ、最初の儀式では主祭がこれらの語句を曖昧に吟誦するよう求められ、七重の災厄の神を刺激せぬためであったという。)

【祷歌其二:生を賜う母・マアテラフカ】

(幼児誕生。聖石に海塩を一撮捧げる。助祭以上の祭祀者がルノを四度誦唱し、冬凌草を浸した温水で新生児を濯ぐ。)

どうか聞き給え、尊きマアテラフカ、諸神と凡人の母よ、

ハイパーボレアからサル・ヴィンダグニルまで、あなたの慈愛は崇められる。

あなたは若き婦人を庇い、その苦痛を解き、安全な分娩を許し、

繁殖を喜び、月下の世界に生命を与え、自然を育む。

大水の母よ、原初の哮る海洋に心臓を創った神よ、

月下の飛鳥・走獣・水の魚はことごとくあなたのもの、あなたが産んだゆえ。

あなたは神聖な意志で血肉の形を彫り、陶工が泥灰を捏ねるごとく、

ゆえに私は請う、この新生の子に健康と勇気と知恵を賜れと。

(執祭エールンロースの注:最初の詠月使アイラの勅令により、この祭礼は五百年前に廃され、助祭以上の祭祀者が新生児に「新月があなたの前路を照らせ」と唱え、月下世界の穢れがその身を汚さぬよう祈る形に改められた。)

【祷歌其三:冥府の母・トゥオネタル】

(秋の収穫。当該年度の逝去者の地位に応じ相応の牲祭を捧げ、彫刻した木船または銅船に納めて焼く。牲祭はあらかじめ処理し、助祭以上の祭祀者が牲祭の両眼を取り、冥府の女主人に別に捧げる。主祭は暗い織物で両眼を覆い、ルノを四度誦唱し、腸卜を行い、神を悦ばせる。)

万千の死者の女主人よ、動かしがたく表情なき神よ、

影を隠し形を蔵す冥府の主、粛として寡言なる、恐ろしきトゥオネタル!

傲れる生者を深く憎み、誰一人として逃れ得ず、

あなたの足先は茅葺の陋屋をも黄金の聖座をも踏む。

人々はあなたを畏れる——すべてを見、すべてを聞き、すべてを裁くゆえに、

我らはあなたを敬愛する——すべてを許し、すべてを抱き、すべてを受け入れるゆえに。

衆生の終局はただあなたが裁定し、いかに哀願しても心動かされず、

されど高貴威厳の神よ、我らはあなたの仁善恩慈の天性を知る。

祖先の祖先に苦痛の延長ではなく解脱を与えたごとく、

月下すべての生者の運命を洞悉する死の主よ、我らの供えを受け給え。

終北の子らは請う、黄金の血裔はすでにあなたの懐に帰り、

彼らを漆黒の冥河を渡らせ、無夢の夢境に永世安睡させ給え。

(執祭エールンロースの注:最初の詠月使アイラの勅令により、この祭礼は五百年前に廃された。身分地位を問わず、霜月の追随者が故去する時は、助祭以上の祭祀者が「新月があなたを安寧の彼岸へ導け」と唱え、質素な葬儀を執り行う。)

【祷歌其四:時序の母・ライメレア】

(冬至。当該年度の重要な出来事を書き写した織物を燃やし、余燼を清水を入れた銀杯に納める。主祭はルノを四度誦唱し、風が起こる刻に、銀杯の祝福された清水で蒼林の穂を灌ぎ、神を悦ばせる。)

永遠に清き時序の母よ、かつて生まれずかつて去りしことなき主よ、

あなたはすべてを創りすべてを滅し、すべてを銘記しすべてを忘却へ帰す。

生を賜った瞬間に自らを生んだ神よ、至高の母よ、

あなたは流動の中の唯一の不動、諸神の庭の唯一の方外者。

囚われし四つの月を守り給え——囚われし四つの月を守り給え。

あなたは諸神の庭の唯一の方外者、不動の中の唯一の流動、

至高の母よ、自らを生んだ瞬間に生を賜った神よ。

あなたはすべてを忘却へ帰しすべてを銘記し、すべてを滅しすべてを創る。

かつて去りしことなくかつて生まれしことなき主よ、永遠に清き時序の母よ。

(執祭エールンロースの注:本祷歌の意味は全く不明で、記された儀式も史実と矛盾する——蒼林の穂は五百年前、月の少女の誕生に伴い現れた聖樹であり、それ以前の儀式にこの語が現れるはずがない。確認可能な文献にも関連儀式の記述はない。写本過程の誤謬と推定されるが、忠実な記録のため、本文は暫定的に改めない。)

【祷歌其五】

(欠)

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