巫女曚雲小伝 1 / 1
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巫女曚雲小伝

巫女曚雲小伝

稲妻 これは訳文です。語義はゲーム内テキストを優先してください

祇の民にとって、魔神戦争に関する伝説は必然的に苦渋です。千年伝唱される諸々の島歌の中に、「曚雲」という名の巫女がおり、庞大な海獣に乗って大蛇に従い戦い、悲壮な名声を残しました。

巫女曚雲は右名氏の出身で、該氏族は最初に大御神に従って陽光を再び見た大族の一つであり、今なお鯨歌の天賦と海洋生物への親和で知られます。曚雲は幼くして珊瑚宮に入り、現人神巫女とともに海祇巫女の祭礼伝統・歴史知識・政務と島歌を学びました。その双生の胞妹、のちに「海御前」と呼ばれる菖蒲は氏族の海女で、真珠を採る生計を立てていました。

のち稲妻将軍幕府が諸島を統一した消息が海祇に伝わったとき、曚雲と菖蒲はすでに海祇民衆の中で名がありました。今に残る島歌では、曚雲は性情が智慧で和善、海民の間の妄な紛争を調停するに長け、その妹菖蒲は勇武で開朗、力は海中の猛獣と搏つに足りました。

海祇大御神がついに躊躇せず、注定して望みのない東征を起こすと決めたとき、珊瑚宮最初の水軍は現人神巫女が親自して曚雲姉妹に委任し、曚雲と巨鯨「大検校」の縁もここから起きました。

伝説では「大検校」は一頭の盲目の巨鯨で、その寿命は五百年また四百年に及びます。深沈暗黒の海床がその居所、月光のように絢麗な水母と深海魚類がその臣僕、左に五百条の角鯨が護衛、右に五百条の座頭鯨が楽師です。また島歌は、一口で十座の珊瑚島を呑み、飽足して沈睡するとき、いびきとともに五座の礁岩を吐くと称します…

鯨歌に精通する珊瑚宮の海民でさえ、かくのごとき巨獣に生きて面見し全身して退いた者はありませんでした。しかし曚雲は現人神巫女の安排を受け、明月がようやく海霧を破り夜空に昇る時刻に、燐光きらめく鯨宮へ潜りました。曚雲がいかなる巧舌妙弁で「大検校」を説得したのか知る者はなく、ただ三度月が明らかに高く昇った時刻、潮が海浜から退くとき、海祇の民は「大検校」の庞大な身躯が曚雲巫女を載せて寧静な海面に浮き、点々の銀色微光を泛ねるのを見證しました。

のち「大検校」とその海獣の僕従たちは、このように曚雲姉妹に随い大御神のために尽忠血戦し、無奈の終焉が来るまで…

大御神と「東山王」がともに戦歿した消息を知ったのち、曚雲巫女は撤退途中に天狗笹百合の旧部に伏撃され、ついに巨鯨「大検校」とともに戦死し、遺体は幕府軍に獲られました。その妹「海御前」菖蒲は力戦ののち腥紅の大海の中に消え、所向を知りません。

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