ヒルチャール語クイックマニュアル
ヒルチャール語クイックマニュアル
民俗学者エラ・マスクが編んだヒルチャール語実用速查手冊。ただし信頼度は実地で検証が必要です。
いつか「エラ」の名を継ぐ孫娘へ。彼女はおそらく一族史で頭が一番良くないけれど、いちばん可愛いエラ・マスクになるでしょう。
本手冊は、ヒルチャールと急に話さねばならぬ場面への簡単な助けにすぎません(結果の責任も負えません。参考のみ)。
本格学習が目的なら、正規教材を——たとえば私の次の入門書を——使ってください。
挨拶・礼節:
【Da/Dada】 1. 良い/とても良い。2. 無関心な相槌、「ああ、いいよ」に近い。3. とても/最も。
ヒント:Dada upa はとても高い/大きな山。
【lka ya/lka yaya/Ya ika/Yaya ika】 1. 悪い人/悪い人たち!
ヒント:これを叫ばれたら、自信があれば殴り、なければ逃げろ。
【Muhe】 1. 好き、欲しい。
ヒント:あなたを好きだと言うヒルチャールはほぼいないので、大半は「欲しい」と解してよい。
実用語彙:
【Gusha】 1. 植物・草・果物。嫌なもの。
ヒント:Mosi gusha は草を食べるほか、不機嫌も表す。 Gusha と言われただけでは、果物・米・麦が欲しいのか不満なのか、語気でしか分からない。
【Mita】 1. 肉、おいしいもの。好きなもの。
ヒント:In movo lata mita 等は「水の中の肉」。未来の小さなエラでも分かるはず。
【Upano】 1. 説明が難しい——ヒントを見よ。
ヒント:上・高・飛+名詞接辞。飛虫・飛禽・雲・偵察騎士・大男に飛ばされた小さな仲間など、解釈が広い。
【Celi】 1. 熱いもの。火。 2. たまに「太陽」。Celi Upa から Upa を除いても太陽を指しうる。
ヒント:Celi lata は冷たくて熱い奇妙な修辞。光るが熱くないもの——Celi lata gusha(小灯草)、Celi lata(蛍/星/月)など。
【Kucha gusha/Unu gusha】 1. 種子。
ヒント:ヒルチャールに専門農業はないが種を貯め、機嫌の良いとき適当に埋める。Kucha は蔑みを帯びた「小」、Unu は一・神・原初の聖語。両方で種子を呼ぶのが面白い。 二は Du、三は Unu Du、四は Dudu。では五は? 正解 Mani——手と労働の意でもある。
【Sada】 1. 固体、硬い。
ヒント:Upa Sada は何かをする準備ができた意にも。
【Boya】 1. 他語と組んで色。
ヒント:おおよそ Celi boya 赤、Gusha boya 緑、Lata boya 青、Nini boya 白、Nunu/Sama boya 黒、Unu boya 黄。
時間と方位:
【Aba mosi dada】起床〜昼食前。 【Unta mosi dada】昼食後〜日没前の良き時。 【Mosi aba nunu】日没後〜深夜。 【Unta nunu】深夜。
【Du ya zido dala?】 1. これはどこ?
ヒント:絶対方位は教えないと決めた。前後左右しかなく、態度で視点が変わる。地図を出し、この文で指してもらうのが最善。
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