護法仙衆夜叉録 1 / 1
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護法仙衆夜叉録

護法仙衆夜叉録

璃月 これは訳文です。語義はゲーム内テキストを優先してください

メール学者マスーディ著の民俗百科全書『瑠璃岩間国土紀行』の璃月版『匣中瑠璃雲間月』は、文筆が佶屈聱牙で内容が艱深難読のため、書商と読者から冷遇されました。『護法仙衆夜叉録』はその一冊で、岩の神と肩を並べて戦った諸夜叉の事跡を紹介します。

璃月は古く瘴癘が多い。あるいは言う、初め魔神が戦乱し、敗者は磐岩に鎮められ、朽ちて壤と化し、天地の経枢の循環に帰した、と。魂魄に憎して屈せぬものがあり、凝して妖邪と成る。妖邪が躁起すれば、疫気・鬼物・異怪が生じ、土地を毁蕪し、江海に作乱し、民は深く苦しむ。いわゆる妖邪は、実は(敗れた)魔神の遺怨である。

岩王帝君は諸夜叉を喚び妖邪を除滅させた。夜叉は璃月の仙獣で、性は凶怖悍戦、殺生してでも護法する。その尤なる者に五あり:浮舎、応達、伐難、弥怒、金鵬。この五夜叉は帝君に随い妖邪と歴戦し、疫癘を祓除し、世に「仙衆夜叉」と称された。

「仙衆夜叉」は岩王を護法し諸苦厄を滅し、かく多年を経た。然れども諸夜叉は大威能ありとも、業障に困され遺恚に染められることを免れず。あるいは大忿怒・大恐怖に陥り狂い、あるいは自相鬥死し、あるいは終竟魔と成る。千年の劫数を越え、五夜叉のうち非命に死したる者三、所終を知らぬ者一、ほかに無名で亡じた者衆く、余るは今に至るまで金鵬のみ。

金鵬は号して「金翅鵬王」、また「降魔大聖」という。その始めを知らず、その終わりを知らず。ただ春夜の灯祭に、孤雲閣上の浮光を望めば、璃月の民は言う、「これ護法夜叉が魔を討つなり」と。あるいは荻洲に笛音を聞き、求めてその人を見ず、「是れ夜叉が旧友の帰を喚ぶなり」と言う。

ゆえに大神通を有する者は必ず大摧折を遭う。一切の親友同袍を失い、孽業障を積み、永遠に憎して息まず。旧日の忿怨を仇讎とし、酬報も解脱もなく、実に空遊餓鬼の苦、万劫も滅せず。

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