亡国の美奈姫・第2巻 2 / 6
  1. 1 亡国の美奈姫・第1巻
  2. 2 亡国の美奈姫・第2巻
  3. 3 亡国の美奈姫・第3巻
  4. 4 亡国の美奈姫・第4巻
  5. 5 亡国の美奈姫・第5巻
  6. 6 亡国の美奈姫・第6巻

亡国の美奈姫

亡国の美奈姫・第2巻

稲妻 これは訳文です。語義はゲーム内テキストを優先してください

いわゆる破滅をもたらす姫など、所詮は戦争の口実にすぎない。」 予言の真相を知るため、世界の中心へ進もう! 超人気の浪漫冒険譚、なお続く!

「違う。」

突然、そんな言葉が飛び出た。

名もなき山寺の野廟で、黒髪の姫が端座し、火光に照らされた顔が明滅する。

「違う、って、なぜ違うなの。」

条件反射のような返答。

「ねえ、馬鹿武士。破滅をもたらす姫について、少しも評はないの?」

「評と言えば、なかなか個性的に聞こえるな。」

「そういう評じゃないわ。」美奈姫の語りには諦めが混じる。「私を救ったことについて……」

「いや、正確に言えば私が君を救った事実は存在しない。」

武士が訂正する。

「当時の状況は、姫である君が私に連れ出せと命じた。義理から言えば、自分で自分を救ったのだ。」

「武士が気にするポイントってそこ?」

予想通りの突っ込み。

実際は責任逃れにすぎない、と武士は思う。

「いわゆる破滅をもたらす姫など、所詮は戦争の口実にすぎない。」

やや怠惰な口調を変えて。

「それに、」

武士は振り向き、虚ろな瞳に火が灯る。

「世界を滅ぼすなど、そもそも馬鹿馬鹿しい。すぐにわかるさ。」

💬 コメント 0

コメント

読者の皆さんで感想を交流しよう